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2011年8月16日 (火)

折立から雲ノ平へ

午前5時頃に有峰口に着きました。折立への定期バスは5時55分発です。バスから降りた4人でタクシーを呼ぶことにしました。折立までのバス代は2400円,中型タクシーは有料道路代込みで12,150円。1時間近く早く登り始められるのなら600円の差額はよしと考えました。
ところが!有料道路の入口まで行ってビックリ。料金所ゲート前に車の列。「開くのは6時からなんだよね。」と運転手。知ってるなら電話を掛けたときに言ってくれうよ!と思いましたが後の祭り。

やっとゲートが開いて折立に。既に山に入っている人たちの車がたくさん駐まっています。駐車場に入りきれなかった車が道路の下の方まで並んでいます。

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午前6時40分 折立から出発です。空には雲が広がり日差しがありません。今日は薬師沢小屋まで,約7時間の予定です。
ブナの生える林の中を右に左に登っていきます。昨年の烏帽子岳のブナ立尾根や甲斐駒の黒戸尾根ほどの急登ではありませんが,やはり最初の1本は身体が慣れずにきつく感じます。

午前7時50分 1870mの三角点に到着です。ベンチがあり大勢の人が休んでいます。ここからは傾斜も緩くなり木道もあらわれ,高山植物も見られるようになります。
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午前9時40分 太郎平小屋到着です。
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携帯電話の電源を入れてみるとアンテナが2本立っていたので,カミさんにメールを入れておきます。薬師沢や雲ノ平では電波が届くか分かりません。

9時55分 薬師沢小屋に向けて出発です。薬師岳方面の雲切れてきましたが,山頂はまだ雲の中です。垰から沢に向かう道沿いには高山植物がたくさん咲いていました。
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沢に向かって下り始めると急な斜面が続きます。雲ノ平からやってきた登山者の息も苦しそうです。沢を何本か渡るうちに斜面がゆるくなってきます。
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11時45分 薬師沢小屋到着です。
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予定ならば,ここが今日の宿です。しかし,まだ12時前。今日のペースなら,あと3時間歩けば雲ノ平山荘に着けるように思います。
しかし,去年は初日に頑張りすぎて膝が痛み,2日目に非常に苦労したことが思い出されます。一方,天気は下り坂。行けるところまで行っておいた方が今後の展開が自由になります。隣の登山者が注文した一杯1,000円のラーメンを横目に,おにぎりをかじりながら今後の行動を思案します。

12時10分 雲ノ平に向けて出発することにしました。
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黒部川にかかる吊り橋を渡ると急登がまっていました。岩が重なる急斜面に息が切れます。風も展望もない樹林の中を2時間頑張れば溶岩台地の端に出て,平らな木道の上の散歩になるはず!と思い歩きます。

13時30分 少し傾斜が緩くなると木道が現れました。雲ノ平の端に出たようです。\(^o^)/2時間もかからずにすみました。
針葉樹のむこうに薬師岳が見えます。
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木道を進むと雲ノ平らしい風景が広がってきます。
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13時55分 アラスカ庭園通過です。
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左手には,昨年登った水晶岳が見えます。
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右手には,お花畑の向こうに三俣蓮華岳が見えます。
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永遠に続きそうな木道歩きにも飽きてきたころ,空模様が怪しくなってきました。
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と,思ったらパラパラと雨が降り出しました。

カッパを着ようか迷っていたら…雲ノ平山荘が見えました。
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14時30分 雲ノ平山荘到着です。いや~ぁ,約8時間がんばって歩きました。

着替えて一息ついて小屋の窓から外を見ると,雨は上がったようです。ガスがかかり幻想的な雲ノ平の風景が広がっていました。
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