ツチグリ
雪の山中で「タコの干物」か?!
こちらは「カニ」?
木の実のように見えますが,実は腹菌類のキノコです。山の中の道ばたや崖の露出した裸土の上などに生えます。
若いうちは直径3cmぐらいの黒褐色の堅い球体ですが,成熟すると厚い外皮が星形に裂けて反り返り,薄い皮に包まれた球状の袋が現れます。(タコの頭やカニの背中に見える部分がこの袋です。)
星形の外皮は湿っているときは開いていますが,乾くと再び閉じて球状になります。そのとき内部の袋を押しつぶし,袋の中の胞子を飛散させます。
球状になると風に吹かれて地上を転がって移動します。そして別の場所で湿気を帯びると、再び星形に開くのだそうです。転がる様はカニが走っているよう?!
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