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2011年1月 2日 (日)

虫垂炎

実は年末に上の娘が虫垂炎(盲腸)で入院しました。娘の病気もブログのネタにするのか!と叱られそうですが,まあこのブログは家族の記録でもあるので書きたいと思います。

28日の夜に「お腹が痛い」と言って夕飯も食べずに早々に床につきました。しかし,なかなか寝られないようで何度もトイレに行きます。しかし出ないようです。もどしてもいましたが,吐く物がないので胃液しか出ません。この時にはノロウイルスによる胃腸炎を疑っていました。

29日10時頃,市内のかかり付けの内科医院で受診。体温は7度4でした。先生はお腹を押したり,聴診器で診察したりしながら「年末の休みに入ってしまうし,虫垂炎や腹膜炎の可能性もあるから大きな病院でCT検査をしてもらいましょう。」と仰いました。
「虫垂炎」という全く予想していない病名が出てきたので驚きました。

11時20分頃,市内の総合病院に。すでに年末体制で救急受付しかありません。紹介状を出して,トリアージがあって小児科外来にいきます。
12時過ぎ,小児科医も混んでいましたが,診察があり,採血をしました。白血球の値も高いので,虫垂炎の可能性も高いという診断でした。CTを撮ればはっきりするということでした。すぐに嘔吐止めや造影剤の入った点滴を受けますが,CT検査が大変混んでいてなかなか順番が来ません。事態の深刻さを感じたせいか,娘もお腹が痛いよと半泣きになります。待合室のソファーに横になって長い間待ちました。

13時20分やっとCT検査の順番が回ってきました。

14時20分小児科の先生の診察があり,虫垂とその周辺がかなり腫れているとのこと。ここまで腫れていると手術の必要があると言うことでした。手術は救急外来の外科医が担当するので救急外来に移動します。小児科のロビーでかかっていた「魔女の宅急便」の2回目がちょうど終わるところでした。

15時10分,救急外来の診察室でやっとベットで横になれました。しばらくして外科医の先生がいらして,できるだけ早く手術をした方がよいと言うことでした。ただ,手術室の空きや,年末体制になっているのでスタッフの確保ができるかどうかによって,明日になるかも知れないと言うことでした。とにかく入院することは決定しました。「手術」という思わぬ展開にあわてますが,痛がる娘を前にできるだけ早く手術をお願いしたいと願う父でした。

16時近くになって先程の外科の先生が「16時40分から手術を行います」とのこと。これまた急な展開に驚きますが,どうせするなら炎症が少しでも広がらないうちに手術をして欲しいと思っていたのでホッとします。虫垂炎や手術の説明,同意書の記入,入院の手続きをして,カミさんに連絡をしているとあっという間に手術の時間です。

16時30分 手術室に入る娘を見送ります。

18時20分 手術が終わり執刀の先生から説明を受け,切除した虫垂を見せてもらいました。大人の人差し指大のサラミソーセージのような感じです。「やはりずいぶん腫れていました。周りも少し炎症を起こしていて膿が出る可能性があるので,膿を出すためのチューブがお腹から出ています」とのことでした。

もう少し早く親が気づいてあげられれば切らずに薬で何とかなったかも知れないという悔恨の思い九割と,年末は泊まりでスキーに行く予定だったので宿泊先で痛み出すようなことにならなくてよかったという安堵の思い一割といった感じです。

さて,年末の入院生活が始まりました。(つづく)

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コメント

ドキドキしながら読ませて頂きました。

いや、『お腹が痛い』にもたくさんありますから、推測するだけで大変です。

私は慢性盲腸だったので、しょっちゅう痛くなりましたが、手術には至らずに今になります。

かみさんもそうなので、娘もそうかなと思い込んでいる感覚があり、注意しなければならないと思いました。

投稿: ロッキー | 2011年1月 6日 (木) 17時03分

駄文にお付き合いいただいて恐縮です(-_-;)

遺伝とか食習慣とかが関係あるんでしょうかねぇ~
執刀医の先生のお話では,虫垂炎の原因ははっきりは分からないのだけれど,虫垂の入口に糞石(ウンコの固い物?)が詰まり,虫垂の中で菌が繁殖して炎症を起こすのだろうということでした。

そう言えば,娘は小さい頃,便秘で苦労したからなあ~
(関係ないか?)

私の方の家系で盲腸を切ったのは娘が初めてだと思うのですが,
代わりに私の両親は腎臓結石や胆石でお腹を切っているので
私も覚悟はしているのですが…

投稿: 平左衛門 | 2011年1月 7日 (金) 01時12分

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