コシオガマ
筑波ふれあいの里で開かれた自然学校にスタッフとして参加し,自然観察やクラフトのお手伝いをしてきました。楽しい一日を過ごさせていただきました。
親子40名ほどの参加者でしたが,子どものほとんどは就学前のお子さんでした。小学校低学年がちらほらいるくらいです。主催者も「最近は小学生親子の参加は少ないですね」とのことでした。
さて,草原の中に可憐な紫色の花を見つけました。
コシオガマ(ゴマノハグサ科)です。
この植物は「半寄生植物」で,他の植物の養分を譲り受けないと,一人では生きられません。国内の「半寄生植物」の研究例は非常に少なく,寄生の実態についてはよくわかっていないそうです。ゴマノハグサ科やヤドリギ科の半寄生植物は,一般に寄主から水分と無機養分だけを搾取していて,光合成産物まで取っているものはそれほど多くないようです。森の入口の草原に生えていたこのコシオガマは,日当たりは割といいところに生えているのですが,まわりは色々な植物が生い茂っています。競争がかなり厳しそうです。
もう一つこのコシオガマがおもしろいところは,葉や茎がベタベタしていることです。何のために?アブラムシなどの虫を寄せ付けないため?
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