シュレーゲルアオガエル
田んぼの畦を歩いていると,何やら白い綿か発泡スチロールのような物がありました。
近づいてみるとシュレーゲルアオガエルの卵塊でした。初めて見ました。シュレーゲルアオガエルの産卵場所は,畦などに掘った浅い穴や,湿地の草むらです。
画像の卵塊は,どうも畦に掘られた穴から出てしまっているようです。「出た」というより「掘り出された」といった様子です。果たして犯人は?
推測ですが,イタチではないかと思います。猪だったらもっと大胆に掘られているのではないかと思います。さらに,卵をねらったのではなく,親ガエルをねらったのではないでしょうか。臭いにつられて掘ってみたものの,親の姿はなく卵だった…というところ出はないかと思います。
よく見ると,畦のあちこちに卵塊が飛び出していました。
畦の修復を続けていると,今度はシューレーゲルアオガエルが飛び出してきました。コロロ,コロロという美しい鳴き声は今日も朝からよく聞こえていましたが,成体の姿を見るのも初めてです。
アマガエルに似ていますが,アマガエルに見られる目から鼓膜周辺にかけてみられる黒い斑紋がありません。
同じ仲間にモリアオガエルがいます。モリアオガエルは,泡状の卵塊を水面に張り出す木の枝に産むことで知られますが,シュレーゲルアオガエルは,泡状の卵塊を土の中に産みます。
画像のカエルは,鼻の先の皮がむけていてちょっと痛々しいです。冬眠から目覚めたばかりなのでしょうか?土を掘って地上に出てきたばかりなのでしょうか?
と,心配していたら元気に泳いで姿が見えなくなりました。
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