« 日暈(ひがさ・にちうん) | トップページ | 春の筑波山へ'08 »

2008年4月13日 (日)

摩多羅鬼神祭(雨引観音)

Mdrkjs1 桜川市の雨引観音(雨引山楽法寺)で8年ぶりに行われた「摩多羅(マダラ)鬼神祭」を見てきました。あいにくの小雨でしたが,「8年ぶりに復活」「日本二大鬼祭」ということもあり,とても興味深いお祭りでした。

Mdrkjs2   「鬼」が主役と言うことが何とも不思議なお祭りでした。雨引観音のWebを見ると,開祖の乗った船が東シナ海でシケにあったときに摩多羅鬼神が現れて海を鎮めたとか,焼けたお寺を7日7夜で再建したと紹介されています。古代中世の「鬼」といえば,中央政府に従わない辺境の民であったり,外国からの渡来人であったりすることが多いと思うのですが,航海術や設計建築に長けた渡来人に恩を受けた,あたりが起源なのでしょうか?(全くの私見です)

 午前11時。馬に乗った摩多羅(マダラ)鬼神が赤鬼や青鬼,寺侍,僧侶,お稚児さんを引き連れて,長い階段を上って境内に入ります。護摩が焚かれ読経の後に鬼踊りが始まります。
Mdrkjs3 その後,観音堂に上り,四苦を払うという意味合いから49本の矢を空に放ちます。矢を拾おうとする人で騒然としますが,その後紅白のお餅がまかれました。こちらは何とか拾うことができました。Mdrkjs4
Mdrkjs5  一連の行事が終わるまで約1時間でした。
 行列に参加したお稚児さんたちが,鬼たちと記念撮影をしていたので,一番最後に図々しく一緒に撮らせていただきました。(画像はもちろん我が家の子ではありません)

 その後,鬼を演じた方の一人とお話しをすることができました。地元の方だそうです。鬼神をはじめ稚児や馬など,みな地元の方々だそうです。地元の方の協力なしに今回の祭りの復活は考えられなかったようです。
 小雨のせいでしょうか,思ったほどの人の混雑はありませんでした。(七五三の時の方が混雑していました)
これからも続いて欲しい鬼(奇?)祭だと思いました。

|

« 日暈(ひがさ・にちうん) | トップページ | 春の筑波山へ'08 »

コメント

雨引観音ってこんなこともしてるんですねえ。
知らなかったです。
そういえば、主人と結婚前にここへ花見か何か行って
「お花おみくじ」とかいうのを引いたら
二人で「大吉」を引きました(笑)

その数ヶ月後に、娘ができました~
恐るべし雨引観音。

投稿: babylon7 | 2008年4月16日 (水) 16時06分

先日は,サクラは終わりかけていましたが,
確かに満開の頃はよさそうですね。

バス車両の背面に「雨引観音」の広告を見たことがあります。
結構,経営が上手なの?なんて勘ぐってしまいます。
かく言う我が家もどこから聞いてきたのか「安産祈願」に訪れて以来,お札を返しに行くという作業のために,ずっと七五三まで,こちらにお世話になっています。
すっかり戦略に乗ってしまっている!?
まさに恐るべし。

投稿: 平左衛門 | 2008年4月17日 (木) 08時13分

はじめまして。
自然がいっぱいのブログですね。
雨引観音は行った事は無いですが
変わったお祭りがあるのですね!

投稿: せいパパ | 2008年4月21日 (月) 00時14分

せいパパさん
ご覧いただきありがとうございます。
子どもをダシに,親がおもしろがって
あちこち出歩いているブログです。
またのぞいてください。

せいパパさんのブログも拝見させていただきました。
今まで鹿行方面に行くことは少なかったのですが
おもしろそうな所がたくさんありますね。
参考にさせていただきます。

投稿: 平左衛門 | 2008年4月21日 (月) 22時55分

雨引さんは拝観料なしで経営が上手みたいですね!
トイレもきれいでした!

投稿: sakana | 2008年4月22日 (火) 11時50分

七五三シーズンは,本当にすごい人です。
山の下から車が渋滞していて,
駐車場に入れるのに1時間待ち
ご祈祷の受付の列に並んで1時間
さらに祈祷を受けるのに1時間

お陰様で子どもたちも元気に育っているので
きっと御利益があるのでしょう

投稿: 平左衛門 | 2008年4月23日 (水) 22時16分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 摩多羅鬼神祭(雨引観音):

« 日暈(ひがさ・にちうん) | トップページ | 春の筑波山へ'08 »