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2008年3月28日 (金)

ホトケノザ

Htkz1名前の由来は,花の下にある葉が茎を包み込むようになっているので,これを仏様の蓮華座に見立てたようです。別名サンガイグサ(三階草)とも呼ばれるようです。
 春の七草の「ホトケノザ」は「タビラコ」(キク科)のことです。ホトケノザは食べられない? 
 ホトケノザは,比較的古い外来植物のようです。道端や空き地に咲くホトケノザのある風景は,すっかり,「日本の風景」となっています。
Htkz2 花の形は,蜜だけ横取りされないように,長い筒状になっています。花の上側にオレンジ色の雄しべがあります。蜜を吸いに来たハチなどの背中に花粉がつく仕掛けになっているようです。

 しかしホトケノザは,筒状の花が咲き終わったあと「第2の花」をつけます。これは,「閉鎖花」と言って,花を開くことも虫に花粉を運んでもらうこともありません。つぼみのような状態のまま,花の中ではどんどん種子が作られます。花を咲かせるよりも閉鎖花のまま自家受粉した方が効率的なかもしれません。効率的に沢山の種を作り、子孫を増やそうとしているのだと思います。遺伝子の交換は春だけにして、同じ遺伝子の種を沢山作った方が競争優位性があると選択したのでしょう。この方法はスミレなどにも見られます。
Htkz3_2   さらに,種子にも仕掛けがあります。
 ホトケノザの種には,アリにとって魅力的な物質が付いています。アリは種子をどんどん運びます。ところが,しばらくするとその物質が取れてしまいます。そうすると,アリは種子には見向きもせず放棄してしまいます。その結果,ホトケノザの種子は,広く散布されることになるわけです。このような種子散布方法は,カタクリの種子にも見られます。

 自分では移動することのできない彼ら,なかなか巧みな戦略を使っているようです。

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