土浦航空隊神社の大鳥居
産経ニュースのサイトで「旧海軍の土浦海軍航空隊内にあった『土浦航空隊神社』の大鳥居が、戦後62年以上の時を経て発見された」という記事を見つけました。
産経ニュース:「『大鳥居』62年ぶり発見 元予科練生直感ぴたり」
(2008.2.10)
その鳥居は,谷田部の小白硲(これは読めないですよね~。こじらはざま,と読みます)の鹿島神社にあると言うことなので行ってみました。
一度別件で行ったことがあったのですが,まさかこの鳥居がそうだとは思いませんでした。「大鳥居」というほど大きい物ではありませんが,土浦航空隊神社のお社が谷田部神社のお社の大きさと同じぐらいだと考えると,確かに「大鳥居」かもしれません。リンク先の画像の谷田部神社の覆屋の中にあるのが本来の谷田部神社のお社です。
産経ニュースによると
「土浦航空隊神社は昭和16年5月、土浦海軍航空隊内を流れる精進川(現・花室川)の北側に建立された。予科練制度が5年に発足して以来、殉職者の英霊が奉られ、厳しい訓練にいそしむ予科練習生らは毎月15日、全員で整列し、同神社に参拝する習わしだった。」そうです。
発見の経緯は,産経ニュースのリンク先に詳しく書かれていますが,米軍進駐後の神社の処遇を心配してお社,鳥居とも移設されていたようです。谷田部神社も同様の理由で,谷田部内町の八坂神社境内,そして現在地に移されています。
鳥居には,「昭和十七年七月建立」の文字が。昭和15年 土浦海軍航空隊開隊
昭和16年12月 真珠湾攻撃
昭和17年6月 ミッドウェー海戦
日本が大きく揺れ動く時代を見てきた鳥居なのですね。
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