それでいいのか!ゴロニャンショー
娘たちがそれぞれ学校や保育園から「がんばれ!ゴロニャンショー」と書かれたチラシをもらってきてきました。先週から「行こうよ,行こうよ」とせがまれていました。
チラシをよく見ると「ゴロニャンの新作着ぐるみ劇を見に行こう!」「観覧無料」「身近な放射線について楽しく簡単に学ぼう!」とあります。主催は,(社)茨城原子力協議会です。
なるほど,原子力や放射線の安全性を啓蒙するためのイベントのようです。原子力発電所絶対反対!!とこえ高に叫ぶつもりはないのですが,このチラシには何となくうさんくささを感じてしまいます。しかし,「無料」とか「プレゼント」とかにめっぽう弱い我が家は,○○ホイホイに引き込まれる○○のように,市民ホールとよさとにすいよせられてしまったのでした。
予想は的中し,「こんな身近なところにも放射線ってあるんだ」「放射線って生活に役立つんだ」という啓蒙(洗脳とは敢えていいませんが)イベントでした。
子どもたちは喜んでいましたが,放射線が何かなんてさっぱり気にしていないと思います。どちらかというと親への啓蒙をねらっているのカも知れません。
しかし、ゴロニャン!それでいいのか。自然の中にも放射線はあるし、原子力も必要なエネルギーだろう。しかし、手放しで喜んでいいものでもないだろう。われわれが,99年のJOC臨界事故から学んだものはなんだったのだろうか?原子力エネルギーは有効なものだが,危険なものであるという認識に立ち,しっかり制御していかないとまた事故は起こってしまうのではないだろうかと思います。
子ども相手においしい話ばかり並べ,危険性については一切触れない,そんなことで茨城の原子力教育は,本当に大丈夫か~と思ってしまいます。
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コメント
はいはい。
どこかのお役所と同じですね。
こういうことにお金をかけるより(着ぐるみだって高いでしょうに)何か他の方法はないものかと思ってしまいますね。
投稿: ちゅいろ | 2007年12月12日 (水) 14時44分
主催の(社)茨城原子力協議会をちょっと調べたら,原子力関係事業所や自治体が会員のようです。年間収入,約2億7000万円。
ゴロニャンだけやっているわけではないでしょうが,お金あるんですね。
投稿: 平左衛門 | 2007年12月12日 (水) 22時50分
今の原子力、人類が火を使い始めた頃に似ているんでしょうね。
色々な利点があるけど、一歩間違えると大惨事を引き起こす。
技術以上に、もっと人間自身が進化しなければならないのだと思います。
ウチも平さんとこに負けず劣らず、「無料」「プレゼント」、弱いですよ~
メロメロ。
投稿: ロッキー | 2007年12月15日 (土) 06時22分
>「無料」「プレゼント」、弱いですよ~
大切にしているものあるのですが,たいていは
たいして使わずに処分してしまうものも多いんですよね。
ゴロニャンは抽選で,妹4等パズル,姉3等 携帯?まな板でした。姉のまな板は,居間で果物を切るときに重宝しています。
投稿: 平左衛門 | 2007年12月16日 (日) 01時34分