竜水万灯祭(つくば市百家)
つくば市百家(はっけ)の観音寺で行われた「竜水万灯祭」を見てきました。
竜水万灯祭は,「竜水花火」と呼ばれる古式のロケット花火を打ちあげ悪疫退散を願うお祭りです。事の始まりは、江戸中・後期に「疫病神が火薬を嫌う」という観音様のお告げから,花火で疫病神が寄り付かないようにとの願いから始まったそうです。
頭上高く勢いよく登りつめるロケット花火の様子が「天に昇る竜(龍)」に見えることからその名がついたと言われています。かつては800本ほど打ち上げられたそうですが,今回は竜水花火100本,菊形の奉納花火が100本打ち上げられると会場で放送されていました。
かつては9月17日や15日(旧敬老の日)に行われていたそうですが,現在は9月の第2日曜日に行われています。
午後7時少し前に着くように出かけました。駐車場は特にないと言うことだったので,観音寺東側の農道に車を止めました。観音寺からは大きな音で演歌が放送されていたのですが,あたりはあまり人気がありませんでした。車を農道に止めてよいものか迷いましたが,2車線の立派な道路で,交通量も少ないのでそこに止めました。(帰りに見ると車がいっぱいでした。花火は,この道路のわきの畑から打ち上げられるので,車の中から見ている人も多いようでした)
観音寺に着くと,ちょうど地域の方々が万灯の開催に当たって,安全祈願や来賓のあいさつを行っていました。
お寺なのに,御神酒を酌み交わしたり,手締めをしたりしているのが,何とも不思議な感じがしました。まあ江戸時代は神仏混合だったのでしょう?手締めのリズムは,初めて聞く独特のものでした。
午後7時30分ごろになって,やっと花火の開始です。竜水花火30本,奉納花火,竜水花火30本,奉納花火,竜水花火40本という順で打ち上げられていきます。
竜水花火は,どこに飛ぶのか分からない怖さがありました。きれいに真上に打ち上がる物もありますが,自分の方に向かって飛んでくる物もあって,ちょっとびっくりします。そのため,立入禁止区域をずいぶんと広く取っているようです。
明日は仕事や学校なので,私たちは8時少し過ぎに帰りました。(花火は8時30分ぐらいまで続くようでした)伊奈の綱火や大畑のからかさ万灯などと比べると,人の出も,花火の規模も小さく感じられましたが,素朴でおもしろい花火(お祭り)でした。
◇花火の打ち上げ場所は,観音寺の北側の畑の中の道路
◇車を止めたのは,観音寺の東側の南北に通る2車線の農道です。
拡大地図を表示
| 固定リンク
« ツバメのお宿観察会 | トップページ | 夏の終わり »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
何とも勇壮な火柱のようですね。この祭りは知りませんでした。
写真もうまく撮れていてゾクっとするようです。
投稿: ちゅいろ | 2007年9月10日 (月) 14時46分
わっ!本当に龍が昇っていくみたいですね。
アニメのラピュタに出てくるようです。
ディズニーシーのヴラヴィッシーモ!にも似た感じで
幻想的ですねえ。
次回は是非行ってみたいと思います(^^)
ちゅいろさんに同じく、お写真素敵です。
投稿: babylon7 | 2007年9月11日 (火) 00時59分
幻魔大戦のラストシーンを思い浮かべたのは私だけでしょうか・・
この花火、見てみたいですね!!
投稿: ロッキー | 2007年9月11日 (火) 07時28分
みなさん コメントありがとうございます。
写真は,バルブ(シャッターを開放して1分間ぐらい)撮影しているので,花火が同時に打ち上げられているように見えますが,1本1本打ち上げられています。なので,あまり派手さはないこぢんまりとした花火でした。
水海道や稲敷の花火を想像して行くと,かなりショボく感じると思います。
でも,写真を撮るにはおもしろい対象だと思うので,来年も行きたいなあと思っています。
ラピュタも幻魔大戦も言われてみれば,なるほどですね。
ちなみに13日は,手代木の大鷲神社の立花の花火があります。
10年近く前から行ってみたいと思っているのですが,どうもこの時期の平日の夜は仕事が終わらなくて行ったことがありません。
今年も厳しそうです。しかも天気が悪そうだし。
投稿: 平左衛門 | 2007年9月12日 (水) 00時05分
竜水万灯祭昨日いってきました。
竜水花火の平さんの写真、真横に飛んでますね。
今年はここまで真横じゃなかったですけど、これが飛んできたら怖いです。
手締めのリズムは,初めて聞く独特のものでしたね。
祭りの終わりを告げる教えていただいた信号弾も打ち上げられましたが、間近で聞くとすごい迫力ですね。
百家のお祭り、素朴でよかったです!
投稿: sakana | 2008年9月15日 (月) 11時00分
>さかなさん
行かれたのですね。我が家は残念ながら行けませんでした。行けばお会いできたかなぁ。
真横に飛ぶ花火は失敗なのでしょうが,それが予測できないところが恐ろしいですね。
写真は撮られました?ブログのレポ楽しみにしています。
投稿: 平左衛門 | 2008年9月15日 (月) 23時24分