ツバメのお宿観察会
ツバメは,春,南の国から渡ってきて人家の軒先等でせっせと子育てをします。そして,巣立ったツバメたちは,せっせとエサを食べ栄養を蓄え,秋の渡りにそなえます。そのために、夏の間安心して夜を過ごすことのできる大きなヨシ原が必要です。
ところが,霞ヶ浦流域では,大きなヨシ原がほとんどなくなってしまいました。水資源開発や護岸をコンクリートでかためてしまったためです。しかし,少しずつそのヨシ原を見直そうとする動きがあります。ヨシによる水質浄化と生き物の住みかとして考えられているからです。
そんなヨシ原のひとつで「ツバメのねぐら入り」を見てきました。
5時30分頃に集合しましたが,曇っていてもまだ明るくツバメの姿はありません。もう少し薄暗くなるまで,虫の音を聞いたり,その姿を探したりしました。
6時頃になると,上空をムクドリが飛んだり,サギが飛んだりしてにぎやかになってきました。そのうち,ツバメが10羽,20羽と小さな塊になって飛び始めました。
6時10分過ぎになると,ものすごい数のツバメが飛んでいます。千羽なのか,一万羽なのか見当も付きませんが,凄い数です。つくばの学園地区で見られるムクドリのように,飛んでる全てが塊になっているわけではなく,結構勝手に飛んでいるように見えました。
6時20分だんだんと飛ぶ高さが低くなり,小さな塊ごとにアシ原の中に入っていきました。
6時30分あたりはすっかり暗くなり,ツバメたちの姿も見えなくなりました。 今回のツバメのねぐら入りは,NPO法人アサザ基金の観察会に参加しました。アサザ基金のHPはこちら です。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
上の写真の右側にいらっしゃる帽子をかぶっている方は、代表ですね?
できればニッポニアニッポンの観察会なんかができたら最高なんですが。
投稿: ロッキー | 2007年9月 3日 (月) 07時11分
そうです。代表自ら子どもの相手をしてくれるのですが,子どもの方は,例の「田んぼ」でも見かける虫や鳥に詳しいおじさんぐらいにしか思っていないので,ずけずけとものを言って親をはらはらさせてくれます。
確か「100年後の霞ヶ浦に野生のトキを呼び戻そう」と言ったことがキャッチフレーズになっていたように思います。(あれから既に4,5年?)
勢いが付いて前倒しで80年ぐらいになっても,どうも私がその姿を見ることはできそうもないので,なんとか娘たちには見せてあげたいものですね。コウノトリの話や佐渡での放鳥の計画を聞くと,あながち夢物語ではないような気がしてきます。関わっている人たちの努力や忍耐は相当なものなのでしょうが。
投稿: 平左衛門 | 2007年9月 3日 (月) 23時01分
どうやら特区指定が出来るようです。
放鳥地域を狩猟禁止地域に指定して保護するくらいやらないと、定着率は低いですね。
出来れば、優雅に隊列を組んで飛行する、大きな白い翼を見たいものです。
「虫や鳥に詳しいおじさんぐらいにしか思っていない」
子供は強し!!
投稿: ロッキー | 2007年9月 4日 (火) 07時05分
恥ずかしながら、ブログを始めました。
お暇なときにでも覗いてみて下さい。
http://99342095.at.webry.info/
投稿: ロッキー | 2007年9月 5日 (水) 15時31分
>ロッキーさん
ブログ開設おめでとうございます。
早速,見せていただきました。
のっけからハードなテーマですが,全く同感です。
最初にコメントを付けるのが恐れ多くてスルーしてしまいました。
たびたびおじゃまさせていただきます。
投稿: 平左衛門 | 2007年9月 5日 (水) 23時38分
平さん、ありがとうございます。
また、よろしくお願い致します。
投稿: ロッキー | 2007年9月 6日 (木) 06時17分