不動並木
「谷田部に過ぎたるもの三つあり。不動並木に…」と謳(うた)われた不動並木の近くを通る機会があったので見てきました。
つくば工科高校の近くに案内板がありました。
文中にあるように,細川興昌は,谷田部藩の第2代藩主で,最初茂木に置いた城(陣屋)を参勤交代に便利な谷田部に移し,領内の統治を行った人です。その時,城下の整備とともに,陣屋大手門から江戸に向かう街道に松を植樹したようです。
それにしても,200本の松並木というのはなかなか壮観だっただろうと思います。果たして,現在は…。
なんと!写真の2本の松の木しか確認できませんでした。
不動並木は昭和33年に県の天然記念物に指定されました。当時200本あったものが昭和62年には52本、平成12年には31本となってしまいました。この31本もマツノザイセンチュウ(マツクイムシ)にやられてしまったようです。
近くをふらふら歩いていると,松の切株を見つけました。直径は1m以上ありました。切られてからまだ数年しかたっていないような感じでした。
さらにふらふら歩いていると,地元の方がいたのでお話を聞くことがでました。いろいろ聞いていると,ご自宅に40年ぐらい前の並木の写真があるので見せていただけるという話しになりました。
ほいほいついていって見せていただいたのが下記の画像です。
なんでも50年ほど前までは,並木の中は昼でもうっそうと暗くて,追いはぎ(街道筋に出没する強盗)が出そうで怖かったそうです。
写真は,いつ頃のものかはっきりしないそうです。雪景色のようです。それにしても,今からは想像もつかない風景です。
(画像についてですが,一応,webに公開したい旨を説明したのですが,きっとあまりよくご理解いただいていないような気がするし,撮影したのも誰だか分からないということで,著作権上の問題があるかなあと思っています。と言うことで,くれぐれも転載なさらないようにお願いします。勝手な言い分だなあ~(^^;)
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