谷田部神社例祭
11月23日に谷田部神社の例祭が行われました。
海軍谷田部航空隊の慰霊祭と聞いていたのですが,実際には地域の方々による例祭でした。そこに,元航空隊の関係者の方が招かれて,ご出席されていました。
谷田部神社は,もともと現在の農林研究団地や観音台の住宅地に昭和20年まであった「谷田部飛行場」内にありました。飛行隊関係者がお参りされていました。しかし,終戦によって飛行場が閉鎖され,神社も撤去が命じられたそうですが,地元の氏神様と称して米軍の目を逃れ,現在の場所にお祀りされているそうです。
私が訪ねた正午頃には,すでに祭事は終わった後で,隣接する集会所で懇親会が行われているようでした。小心者なので中に入る勇気はなかったのですが,ちょうど帰られる方がいたので,声をかけさせていただきました。そしたら,ちょうどその方が元谷田部飛行隊の方でした。短い時間でしたがお話を伺うことができました。
また,地域の方からもお話を伺うことができました。子どもの頃は,まだ滑走路や兵舎,プールがのこっていたこと。
戦後,飛行場が農地として解放され入植し,親を手伝って開墾したこと。やっと農地が整備されてきた頃に,農林研究団地の移転がきまり,反対運動がおきたこと。さらに,常磐高速道路の建設。本当に私たちは,国の施策に振り回されてきた,とおっしゃっていました。
こんな身近なtころにも,様々な歴史があり,人の思いがあるのだなあと,改めて思いました。
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