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2006年8月11日 (金)

やくみつる氏の苦言

なにかと話題の やくみつる氏。実は、10年近く前に、やく夫妻と同じ海外ツアーで2週間ほど旅行をご一緒したことがあります。やく氏は以外と口数の少ない人でしたが、奥様は大変気さくな人で,いろいろなお話をしました。旅行の間だけの姿しか分かりませんが、彼の「筋を通す生き様」を感じることがいくつかありました。

ゴミは必ず持ち帰る
奥様が笑いながら教えてくれたのですが、旅行中に出たゴミは全て日本まで持ち帰るのだそうです。年に何度か旅行をされるようです(いわゆる秘境のような所が多いようです)が、どこに行っても一切ゴミは持ち帰るそうです。自分の出したごみは,その国に置いてこない。旅行先の国の環境に対する彼の配慮なのだと思います。時には、ゴミだけでスーツケースが一杯になってしまうそうです。

赤信号みんな渡っても渡らない
ある町で市内を徒歩で移動するときのことです。左右100mは見渡せるような見通しのいい交差点にさしかかりました。信号は赤でしたが,ツアー客の一人が赤信号を渡り始めるとつられてぞろぞろ渡りだしました。しかし,やく氏「俺は,そんな教育受けてねぞ」とつぶやき,信号の変わるのを待っていました。
(我が夫婦は,やく夫妻の後にいたので氏の台詞に圧倒され,さすがに脇をすり抜けるわけにもいかず,一緒に信号を待つことになりました)

亀田親子に対しての氏の発言を聞いても,試合内容や判定について云々しているわけではなく,リングの外では礼節を尽くせよ,目上の者に対する態度をあらためろと熱く語っています。スポーツと興業の狭間で踊らされている亀田親子を見ていると,心が痛み哀れみさえ感じます。これは,やく氏も同じだと思います。
哀れみを受ける世界チャンピオンなんて,かっこわるい!(同じヤンキー系の)辰吉は,目を病みながらも,もっとかっこよかったぞ,と思ってしまいます。

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コメント

辰吉!
かっこよかったですねー!

辰吉の場合は、ボクシングそのものよりも「自分の人生には自分で決着をつける、誰にも邪魔させない」といった生き方に共感したり、励まされた人が多かったと思います。
「自分を尊敬するんだ」というメッセージを子供たちに送った、いじめ撲滅の公共広告機構のCMもよかった。

スポーツマンに人格を要求する(相撲のような)のは、場合によっては酷なのかも知れません。
亀田選手にしろ、我々ではとてもついてゆけない過酷なトレーニングを積んでいることは確かで、わずか19歳の少年にその上「人格者たれ」というのは、「少女の髪は黒髪だ」といって校則を決める大人の身勝手な論理のような気もするのです。

でも、子供たちを始め、多くの人が影響を受ける立場になるのですから、そのあたりも考えて欲しいとは思います。

このごろ思うのは、興業という世界で19歳にして「疑惑の」チャンピオンにされてしまった亀田選手のことです。
あんな言い訳じみた、可哀想な記者会見をやらなければならないなら、負けさせてあげれば良かったと思うのですが。

しかし、素行は正さないとならんですな。

投稿: ロッキー | 2006年8月17日 (木) 17時05分

「環境が人をつくる」ということを感じることがあります。
例えば,朝青龍。横綱になりたての頃は,その素行がいろいろと取り沙汰されましたが,最近の様子を見ていると立派な横綱に見えます。環境になれると,その立場の責任や周りの人の思いなどが見えてくるのでしょうか。

もしかすると亀田選手も何度か防衛を果たす頃には,立派なチャンピオンに育っているのかもしれません。ジムでは意外と腰が低いという話もあるらしいし。久しぶりに華のあるボクサーだと思うので(あだ花にならないように)がんばってほしいものだと思います。

それにしても,試合後のあの歌は何とかならないのだろうか。せめて選曲だけでも,もう少し考えてほしいなぁ。(大きなお世話か)

投稿: 平左衛門 | 2006年8月17日 (木) 22時53分

カラオケのトレーニングも。

投稿: ロッキー | 2006年8月18日 (金) 07時24分

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