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2006年8月10日 (木)

海で食器を洗う若者

8月7日(月)朝日新聞の読者投稿欄「声」に牛久市の主婦の方の「海で食器を洗うあきれた若者」という投稿が掲載されていました。

おおまかな内容は
「今月初めに4歳の息子を連れて鉾田市の海岸へ行った。その時,乗用車で砂浜に入ってきた若者たちが,バーベキューの準備を始めた。女性2人が鉄板などを持って海に入り,洗っている。周りの人を一切無視している。公衆道徳という言葉を知らないのか。…息子の手を引きながら,母親の私は「してはいけないこと」をしっかり教えないといけないと胸に刻み,海岸を後にした。」というものでした。

有り体に言うと,この若者たちは泳いでいる人たちのすぐ脇で鉄板を洗うことが「してはいけないこと」だという認識がないのだと思います。「だって,誰も教えてくれなかった」し,逆の立場だったら?などという想像力も持ち得ないのだと思います。
先日の「手賀沼の花火大会」の記事にロッキーさんがコメントで指摘くださったように,日本は社会階層の分裂がおこり,日本人としての共通した規範意識など持てない時代になっていくのでしょうか。私は,スポーツと興業の間で踊る「亀田親子」にもそれを感じます。(もっとも彼らの場合は,規範意識ではなく,あまりにも品がないと感じます。)

では「誰が教えるのか」ということになると思います。
それはやはり,手を引いている親ということになると思います。ただし,教えることのできる親は,手を引いている息子だけでなく,息子の隣にいる子どもにも声をかけて目をかけていく必要があるのだと思います。
ただし,声をかけたとたん殴りかかられることのないような関係を,子どもの友達と作っておく必要があるかもしれません。そのためには,子どもの行事や遊びに関わる機会を持つ必要がありそうです。

ところで件の投稿の舞台となっている海岸…「鉾田市」「トイレもない」とくると,やはりあの浜辺でしょうか。

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