雀始巣<七十二候>
昨日は,「春分」でした。この「春分」は二十四節気の中の一つです。太陰暦(旧暦)と季節を一致させるために考えられたようです。ニュースや天気予報を見ていると「今日は二十四節気のひとつ○○です。」なんてことが言われることがあります。大寒,啓蟄,春分,立夏,夏至…などはよく聞きます。
2月の研修会で、この二十四節気をさらに細かく分けた「七十二候」というものを知りました。
七十二候は二十四節気の各節気をさらに3つの候に細分し、季節の移ろいを気象や動植物の成長・行動などに託して表したものです。ただ、一候が5日程度と短いため地域差や年毎の気候の違いにより、現実とはそぐわないこともあるようです。
ちなみに、3月下旬の候は、
3月21日~25日
雀始巣(すずめはじめてすくう) 雀が巣をかまえ始める
3月26日~30日
桜始開(さくらはじめてひらく) 桜の花が咲き始める
3月31日~4月4日
雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) 遠くで雷の声がし始める
毎日慌ただしく過ごしていると季節の変化にうとくなってしまいますが、こういった古くからの暦をちょっと意識してみると、見えてくるものもあるかなあと思いました。
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