カエルの丸焼き
実は,アカガエルを食べたことがあります。
私は小学校1年生まで,田んぼに囲まれた10戸ほどの小さな集落で育ちました。水の温む季節になると,裸足で田んぼや小川に入りメダカやカエルを捕まえました。田んぼのわきに生えるセリは,よく食卓にのぼりました。父親に連れられて,よく近くの川にシジミ取りに出かけました。
(私が今も水や森,生き物たちに関心をもっているのは,私の原体験ともいえるこの幼少のころの風景を追いかけているのだと思います。)
そのころの出来事です。
我が家の隣に住むお婆さんが「おねしょ封じにいいから」とアカガエルのもも肉を焼いたものをよく持ってきました。それにはカエルの足も付いていました。むしゃむしゃ食べた記憶はあまりないのですが…。きっと,あまり覚えていたくない記憶なので,忘れてしまっているのでしょうか?!(おねしょの記憶とともに)
先日,娘たちが歌っていた手遊び歌を聴いていると「蛇の丸焼き,蛙の刺身…」と歌っていました。「いやぁ,すごい歌だ」と思って聞いていましたが,意外と日本人は古くから農村の貴重なタンパク源として食べていたのかもなどと思いました。
(でも,蛇はいやだ!)
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント