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2005年9月18日 (日)

谷田部に過ぎたるもの三つあり…

谷田部に過ぎたるもの三つあり 不動並木に 広瀬周度 飯塚伊賀七

と歌われている,広瀬周度が羽成観音天井画の作者と言われている。周度は谷田部藩医の周伯の嫡子として天明2年(1782年)に生まれ,自身も藩医を務める一方,書画にも通じていた。

羽成観音堂の天井画は,周度16歳の時の作と伝えられている。薄暗い天井に浮かび上がる妖艶な天女が16歳の作とは驚きである。右側の「鼓を打つ天女」は背に翼を付けており,また,左側の「笛を吹く天女」は人魚を思わせる服装である。蘭学を研究していた周度は,ヨーロッパ美術の影響も受けていたのだろうか。fue2

小学6年生の甥っ子が社会科で杉田玄白らの「解体新書」について学習していた。広瀬父子もその玄白一門に学び,蘭学・洋学の実証的な研究をすすめたわけである。封建制の長い眠りについていた一地方に,親交のあった飯塚伊賀七らとともに科学の灯をともそうとした功績は,もっと知られてもいいのではないのだろうか。

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