運動会の入場行進
17日は,市内の多くの小学校で運動会が行われた。わが娘にも小学校から「来年度入学予定児童の皆様」に招待状を頂き,「宝ひろい」に参加させていただいた。娘にとっては自分が入学する学校の様子を知るよい機会となり,入学への希望をふくらませたようだった。
駐車場がないとのことだったので時間に余裕をもって出かけたら,開会式に間に合ってしまった。しかし,開会式の入場行進を見て愕然としてしまった。低学年の子どもたちは,おしゃべりをしつつ列はばらばら。上級生は,足並みはそろわないもののなんとか列になっているが,うつむき加減に歩く子が多くまったく覇気が感じられなかった。
おそらく短い練習時間の中,さまざまな競技の練習が行われ,なかなか行進にかける時間もないのだろう。しかし,あまりに情けない行進であった。その事を職場で話すと,今はだいたいどこでもそうだし,学校によっては入場行進がない学校もある,と言う話であった。
「胸を張って元気に歩く」などと言うことは,指導や技術以前の問題なのではないかと思う。子どもの「学力低下」が問題になっているが,低下しているのは「学力」ではなく,「学習意欲」なのではないかと私は思っている。そして,運動会で「元気に歩く」ことと「学習意欲」は,無関係でないように思う。
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