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2005年8月21日 (日)

マラリア防ぐ蚊帳の収益で学校建設

住友化学に親類縁者が勤務しているわけではないのだが,以下のニュースを目にし「日本の企業もやるもんだ」と思った。

アフリカでマラリア予防の蚊帳を売った収益の一部を使い,住友化学がタンザニアとケニアで小学校の校舎と寮を建設する。…住友化学は,約10年前,繊維をつくる際に殺虫効果のある薬品を練り込む技術を開発。効果が長持ちするためWHOやユニセフが注目し,購入し始めた。今年度出荷量は,4年前の1,000倍の2,000万枚の見通しだそうだ。(朝日新聞 8/20朝刊より)

さらに「やるもんだ」なのは,今まで生産は中国中心だったが,生産技術を無償供与したタンザニアの繊維会社の工場でも約1,000人が雇用され,出荷が本格化しているという。

「ケニアに新婚旅行に行った」「もし宝くじ3億円が当たったらというアンケートに『アフリカに学校を建てて校長先生になる』と答えたことがる」という個人的な体験で,アフリカに対してひとかたならぬ関心を持っている私としては,健康福祉・雇用・教育というアフリカの抱える問題に鋭く迫る住友化学にエールを送りたい。(まぁ,企業の思惑というのも当然あるのだろうけど)

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